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病院は診療時間内に受診しましょう

休日や夜間に病院を利用される皆さまへ

困ったときに頼りになる救急外来ですが、いろいろと制約もあります。救急外来を利用するときは、以下のようなことにご注意ください。

  • 救急対応救急外来の役割は、緊急事態への対応をすることです。緊急事態とは、治療を急がないと命に関わる状態です。救急外来では、このような患者さんを優先して診察します。緊急性がない場合、診察順はあと回しになり、待ち時間が長くなることがあります。
  • 緊急事態かどうかは、医師や看護師が専門の立場から判断します。自覚症状の強さとはあまり関係がありません。患者さんが重症だと思っていても、緊急事態ではないことがほとんどです。
  • 救急外来の診察は、まず当直医が行います。当直医は、病院のさまざまな診療科の医師が交代で担当します。当直医が診察して緊急事態だと判断した場合、担当の専門医に診察を依頼します。それ以外の場合は専門科目の医師の診察は受けられません。
  • 救急外来では、医師以外のスタッフも交代で当直体制をとっています。そのため検査も救急事態に対応する分しかできません。診療時間内のような精密検査をご希望であっても、対応できません。
  • 緊急性がない場合、救急外来では応急処置しか行いません。薬も必要最小限に限ります。根本的な治療のため、翌日症状に応じた専門診療科を受診するようにお勧めしています。

  • 救急外来を受診すると、診療報酬体系の規定により、同じ診療内容でも自己負担が割高になります。

夜間や休日の救急外来で日中(診療時間内)と同じ対応を求める患者さんがいますが、それはできません。救急外来は緊急事態に備えた特殊なシステムであることをご理解ください。受診する場合は、患者さん同士ゆずりあいの気持ちで御利用くださるようお願いいたします。

病院は平日の診療時間内に、本来の機能が発揮されます。具合の悪いときや心配ごとのあるときは、夕方や休日まで我慢せずに診療時間内に受診していただくのが一番よい方法です。

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